SHIGERU MORI ARCHITECT&ASSOCIATESSHIGERU MORIARCHITECT & ASSOCIATES比較的症状の軽い人が入居する地域密着型のケアホーム。 夕方施設から帰って生活するための家、というケアホームの主旨から暮らしの中で何となくホッとするシーンを部屋の至る所に作りたいと思った。そこでどこにいても緑の景色が目に入り心が落ち着くように建物を住宅のスケールで分割し、開口部と緑のスペースを確保することにした。その分割した4つのスペースは1本の廊下でつなぎ、明治・大正・昭和・平成と続いている施設の長い歴史を、外壁と屋根の形や色、素材を変えて表し、将来は木立の中に見え隠れするような配置にした。またたくさんの木々から得られる気化熱や、安定した地熱を冷暖房に使うなど再生エネルギーを積極的に取り入れ、室内には自然素材を多用することで人にも地球にも優しい建築を心掛けた。