凹Bacio(カルデラバッチョ)

板前を生業とする依頼主が鹿児島から移住し、2人で小さなお店を営みながらのんびり暮らす為の店舗併用住宅。 敷地は南阿蘇の国立公園の一角で、外輪山の方に開けていた。高低差が4m程ある傾斜地であったが、大掛りな造成をしないで景観を保ちながら建築出来ないかと考え、伝統工法で舞台を作りその上にこの土地にふさわしいと感じた牛舎のような長い建物を既存の樹木を残す形で配置し、外輪山に向けて全て開いた。外壁は、牛舎のイメージに合う波板の鋼板を水平方向に張り建物の長さを強調した。建物の中央にレストランへのサービス導線も兼ねて階段を設け、視覚的に住居部分とレストラン部分を区画している。また内部の連続した小屋梁は、住宅部分においてはご夫妻の猫のためのキャットウォークも兼ねている。