House K jyouzan

「現在マンションに住んでいるが、そろそろ子供を“土”の上で遊ばせたい」依頼主と初めてお会いした時の言葉である。 敷地は300坪程で、いずれ兄弟が住宅を建てられるスペースを残して欲しいという条件であったため建物は一番奥に配置し、手前の余白スペースは将来に備えるとともに、当分の間子供たちが裸足で走り回れる広場とした。 建物は薄肉ラーメン構造とし、平屋のパブリックスペースと2階建のプライベートスペースの2つのコアを階段室とデッキで繋いだだけのシンプルなプランとした。デッキは両側の掃き出し窓を全面開放する事で子供たちが部屋の内外を回遊出来るようになっている。また1階のプライベートスペースの日照を考慮して傾斜をつけたパブリックスペースの屋根は、断熱を兼ねて屋上緑化とした事で2階からの眺めに潤いを与えるとともに、子ども達が寝そべる事の出来る絶好の場所にもなっている。